島根県立農林大学校林業科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
全国第4位の森林率の島根県では、その豊富な森林資源を背景に、将来的に持続可能な森林経営と環境保全を両立させるため、全国に先駆けて「伐って、使って、植えて、育てる」循環型林業に取り組んでいます。県内には全国規模の合板工場や製紙工場、東部・西部・隠岐にバランス良く木質バイオマス発電所が立地するなど、多様な原木需要があります。
こうした中、木材の増産と伐採後の植林を積極的に進めていくため、県内の林業事業体では多くの人材を必要としています。
本校は昭和10年に三瓶農民道場、島根県森林道場として設立され、時代に合わせて改称や研修内容の見直しを重ね、平成18年には森林管理科(現林業科)を飯南町(中山間地域研究センター内)へ移転、平成24年に農林大学校と現在の名称となりました。
本校では、必要な新規林業就業者の確保に向けて、森林や林業の基本的な学習はもちろんのこと、高性能林業機械、伐倒練習機、ハーベスタVRシミュレータ、ドローンなど保有する専用機材を使用した実習で技能習得に特に重点を置き、現場で即戦力として活躍できる人材の育成を目指しています。
また、専門的なスキルを高めるため、2年次には「森林技術コース」と「経営管理コース」のいずれかを選択できることも特色の一つです。
就職活動にあたっては、県内林業事業体に関する豊富な情報とインターンシップによる職場体験などを通じて、学生一人ひとりの希望に沿ったきめ細やかな支援により、100%の就職率となっています。
生活面では、林業科学生専用の学生寮(全室個室)があり、各部屋には机・椅子、ミニキッチン、ベッド等を備えているほか、無料のWifi環境もあり、学習や仲間との交流など充実した学生生活をサポートしています。
島根県立農林大学校林業科は、林業の未来を切り拓く皆さんを心から歓迎します。
島根県立農林大学校長 堀江正信