校長あいさつ
島根県立農林大学校林業科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
全国有数の森林県(森林率:全国第4位)である島根県では、その豊富な森林資源を背景に、県内の製材工場が生産規模を拡大しはじめたほか、木材を大量消費する合板工場での利用や、県内2カ所で木質バイオマス発電施設が稼働するなど、近年、県産木材の需要が大きく増加しています。
こうした中、木材の増産と伐採後の植林を積極的に進めていくため、県内の林業事業体では多くの人材を必要としています。
本校では、この状況に対応するため、森林や林業の基本的な学習はもちろんのこと、保有する専用機材(高性能林業機械、伐倒練習機、ハーベスタVRシミュレータ、ドローン等)を使用した実習での技能習得に特に重点を置き、現場で即戦力として活躍できる人材の育成を目指しています。
また、専門的なスキルを高めるため、2年次には「森林技術コース」と「経営管理コース」のいずれかを選択できることも特色の一つです。
就職活動にあたっては、県内林業事業体に関する豊富な情報とインターンシップによる職場体験などを通じて、学生一人ひとりの希望に沿ったきめ細やかな支援により、100%の就職率となっています。
生活面では、林業科学生専用の学生寮(全室個室)があり、各部屋には机・椅子、ミニキッチン、ベッド等を備えているほか、無料のWifi環境もあり、学習や仲間との交流など充実した学生生活をサポートしています。
島根県立農林大学校林業科は、林業の未来を切り拓く皆さんを心から歓迎します。
島根県立農林大学校長 吾郷誠治
林業科の紹介・特徴
林業科の紹介
しまねには豊かな森林があります。この森林を守っているのは、林業に従事している人々です。
森林を育て、木を伐り、木材を活用し、再び苗木を植えるということを繰り返すことによって、森林は守られ、豊かに育っていきます。
そのためには、森林・林業に関する豊富な知識と技術を有する技術者が必要となります。
島根県立農林大学校林業科では、実践に役立つ、森林・林業に関するさまざまな知識と技術の習得を目指します。
島根県立農林大学校林業科の概要や学生生活、支援制度などを紹介した動画がございます。ぜひご覧下さい。
学校案内
クリックまたはタップでPDFが開きます。
▲学校要覧2022 |
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林業科では、森林の適切な管理方法や高性能林業機械を使用した木材の伐採・搬出など、森林・林業及び木材産業に関する知識や技術を実習中心のカリキュラムを通じて基礎からしっかりと習得できます。
島根県立農林大学校林業科の特徴は以下の4つに代表されます。
実習重視のカリキュラムと充実した学習・研修環境
構内や近隣の県有林等を演習林として、実習専用の伐倒練習機・ハーベスタシミュレータ・
高性能林業機械(ハーベスタ・スイングヤーダ・タワーヤーダ・フォワーダ)等を活用してスキルを高めます。
林業就業に必要な様々な資格取得
即戦力として必要な多くの資格を在学中に取得することができます。
きめ細かな就職指導により就職率100%
県内林業事業事業体に関する豊富な情報とインターンシップによる職場体験などを通じて、学生ひとり一人の希望に添ったきめ細かな就職支援により高い就職率(100%)を確保。
卒業するまで島根県が全力支援
学生寮(飯南寮・来島寮)・宿舎を利用可能(Wi-Fi無料)。
給付金や貸付金制度により必要経費をサポート。(県独自の返還免除ルールあり)
教育方針
実践力を磨く教育
高性能林業機械等の操作をはじめ、実践を想定した実習に重点を置くことで多様な現場での状況判断力を磨き実践力を高めます。
感性を磨く教育
森づくりから住宅建築等の木材利用まで関連する幅広い知識の習得と実践的な実習によって森林・林業に係る感性を磨きます。
人間力を磨く教育
専門の知識・技術の習得のほか、2年間で約300時間設定されている「特別教育活動」等の時間を活用し、農大祭・スポーツ大会や地域活動等への参加を通じコミュニケーション能力や協調性、公共心等を高めます。
沿革
昭和10年 | 「島根県森林道場」開場(現在の雲南市吉田町内) |
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昭和54年 |
「島根県立農業大学校新設」 専科「林業課程」1年制・定員5人(宍道町:林業技術センター) |
平成6年 |
「林業課程」→「森林総合課程」 2年制・定員10名(大田本校内に移転、施設・機械を整備) |
平成18年 |
「森林総合課程」→「森林管理科」 2年制・定員10名(中山間地域研究センター内に移転) |
平成24年 |
「島根県立農業大学校」→「島根県立農林大学校」 「森林管理科」→「林業科」 2年制・定員10名(中山間地域研究センター内) |
令和2年 |
1学年の定員を10名から20名に増員 早期養成コースの新設 |
交通アクセス
自家用車利用
●松江方面から
松江市→山陰道(松江玉造IC)→松江道(吉田掛合IC)→国道54号線→飯南町・・・約70Km、1時間10分
松江市→国道9号線→国道54号線→飯南町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約70Km、1時間20〜30分
●出雲方面から
出雲市→山陰道(斐川IC)→松江道(吉田掛合IC)→国道54号線→飯南町・・・・・約60Km、1時間
出雲市→国道9号線→国道54号線→飯南町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約60Km、1時間10分
●広島方面から
広島市→山陽道(広島IC)→広島道→中国道(三次IC)→国道54号線→飯南町・・・約100Km、1時間40分
広島市→国道54号線→飯南町・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約100Km、1時間50分
バス利用
●松江方面から
一畑高速バス(松江広島線)|松江しんじ湖温泉駅、松江駅→たたらば壱番地・・・・・・53分
一畑高速バス(松江尾道福山線)|松江しんじ湖温泉駅、松江駅→たたらば壱番地・・・・57分
※飯南町営バスに乗換えて、「中城子」で下車(たたらば壱番地から50分)
(「中城子」バス停から中山間地域研究センターまでは、徒歩8分)
●出雲方面から
一畑高速バス(出雲広島線)|出雲市駅→たたらば壱番地・・・・・・・・・・・・・・・45分
※飯南町営バスに乗換えて、「中城子」で下車(たたらば壱番地から50分)
(「中城子」バス停から中山間地域研究センターまでは、徒歩8分)
●広島方面から
一畑高速バス(松江広島線)|広島駅新幹線口、広島バスセンター→たたらば壱番地・・・2時間19分
一畑高速バス(出雲広島線)|広島駅新幹線口、広島バスセンター→たたらば壱番地・・・2時間25分
※飯南町営バスに乗換えて、「中城子」で下車(たたらば壱番地から50分)
(「中城子」バス停から中山間地域研究センターまでは、徒歩8分)
備北交通・広島電鉄バス|広島駅、広島バスセンター→三次バスセンター
※備北交通バスに乗換えて、「中城子」で下車(三次バスセンターから50分)
(「中城子」バス停から中山間地域研究センターまでは、徒歩8分)